■ パンプローナPamplona/イルニェアIruna*
パンプローナPamplona(バスク語でイルニェアIruna*)のBARバルはいい。
ナバーラ地方Navarra産のワインは、これまで自分が美味しいと思ったものが多い。パンプローナPamplonaに行こうと思ったのは、そのナバーラの州都だからということと、あの有名な”サン フェルミンSan Fermin”(牛追いが行われる祭り)で牛が駆け抜ける路地のBARで一杯飲むのもいいな、という程度の理由で、それほど大きな期待を持たずに訪ねたのであるが、パンプローナのBARはとてもよかった。
まず、偶然に入った一軒目のBARが、それだけでパンプローナの印象がよくなるくらいに、ピンチョスが美味しかった。そして、広場のテラスで午後の一杯をのんびりと楽しむ人たちを目にし、数軒のBARを飲み食べ歩くうちに、この街がすっかり気に入った。

食べたピンチョスは、どのBARも各店の趣向を凝らした特徴のあるものばかりで、 あれこれ食べてみたくなる上に、次のBARまた次のBARへと食べ歩く意欲が大いに湧いてくるのである。
●パンプローナで食べたピンチョス/タパス
セタス ア ラ カルボナーラSetas a la Carbonara(キノコとベーコンのカルボナーラソースをかけたパイ)、チストラChistorra(ナバーラ地方のロンガニサのパイ包み揚げ)、トマトのキノコ・ピーマン・玉ネギのマリネ詰め、ロックフォールチーズのソースをかけたアスパラガスのフライ、クリームコロッケ、卵とエビの薄皮包み揚げ

加えて、パンプローナを訪問した日には、”セマーナ デ ピンチョSemana del Pincho”(ピンチョ週間)が開催されていた(2008年の開催日程は4月5日~13日)。このイベントは、街中のBARやCAFÉなどが自慢のピンチョを提供して味を競い合うというもので、パンプローナの街で80軒、ナバーラ県全体では102軒の店舗が参加。そのうち3軒のBARに入って次のピンチョスを口にすることができた。
・Timbal de bacalao confitado con escalibada + Delicias de iberico con salsa de setas(写真)
・Delicia del Piquillo de Lodosa “Costa Brava” + Volcan de marisco
・Solomillo tropical + Aromas de alcachofa

いずれもピンチョ2品が1枚のプレートに盛られて出され、通常のピンチョよりも手の込んだ”料理”であったように思う。
飲んだのは、ビールcervezaを1杯と、赤ワインtintoを3杯、ロゼvino rosadoを2杯。それにカラヒージョ(ラム酒ronを入れたコーヒー)を最後に1杯。スペインではあまり見かけないロゼであるが、パンブローナではロゼを楽しむ人が多く見受けられた。


翌日の朝食ももちろんBARで。カフェ コン レーチェとカラコレスcaracoles(カタツムリ)と呼ばれていた巻き型のパン。

★パンプローナの1コマ***************
旧市街が丘の上に位置するパンプローナは、新市街との間に”段差”がある。写真はその段差を自由に昇り下りできる斬新なデザインの”公共エレベーター”。他に、ヨーロッパの各地で広がり始めた街中で乗り捨て可能なレンタル自転車などもあり、人が暮らし、人が動くことをアシストしてくれる”公共”の存在に、あらためて都市の魅力を感じました。

*Irunaのnは”エニェñ”。
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